【S11使用構築】Believing Heart【最高最終2117(27位)】
S11お疲れ様でした!・〜・!
今季は前季に引き続いて蜘蛛グロスコケコ@3を使用していました。そして肝心の結果ですが、2シーズンかけて同じ並びを考察し続けた甲斐あってか、初めて2000に乗って以来の悲願だったレート2100越えを達成することができました!
<構築経緯>
前季特殊オニシズクモを愛用しており、その数ある利点の一つが「カバマンダの並びに一貫する冷Bを搭載出来る点」であった。相手視点に立った時、蜘蛛受けにマンダ、グロス受けにカバガルドを選出せざるを得ず、その選出に対して一貫する技を撃てる特殊オニシズクモはそれなりの刺さりを見せていたと思う。しかし、蜘蛛でギルガルドを睨む選出は毒キンシによる誤魔化しに対応出来ないという問題点が浮き彫りになり、カバマンダ系統にオニシズクモを選出することを控えるようになった。
そこで改めて、
・テテフやリザYを一撃で落とすことが出来る(=水が一貫しがちなリザ系統に強く役割を持てる)
・後投げされがちなレヒレを大きく削ることが出来る(=レヒレ絡みのサイクルに対して投げられる)
物理オニシズクモの性能に注目し、この子を中心に構築を組み始めた。
鉢巻オニシズクモ+メガメタグロスの2体は確定。エレキフィールドによるカバガッサへの誤魔化し、ここまでで重いグロス(単体)とポリクチに対して睨みを効かせるため3体目に毒リフレクコケコを採用した。蜘蛛をリザ系統に投げるにあたって如何に蜘蛛の行動回数を稼げるかが重要なことから、4体目にトリックルームミミッキュを組み込んだ。
残りの2体はかなり悩んだが、蜘蛛がレヒレを削れさえすれば裏のランドやカグヤごと潰すことの出来る性能を持つ撃ち落とす霊獣ランドロス、重いギルガルドを強く睨めて、カバマンダに対して一貫を取れる積みアタッカーとして半回復実ウルガモスを採用して構築が完成した。
<個体紹介>
特性:水泡
性格:意地っ張り
実数値(努力値):175(252)-134(252)-113(4)-*-152(0)-62(0)
A
→テテフとリザY...一撃で破壊
→H153B131メガリザX...高乱数1発(81.2%)
→H177B135カプ・レヒレ...確定3発(72〜84ダメージ)
→H172B211エアームド...確定2発(93〜109ダメージ)
構築の軸その1。主にリザ系統とタイプで受けてくるサイクルに対して選出する。構築にトリルを採用したことで終盤のスイーパーを受け持つ機会も増え、シーズンを通してそれなりの選出率を保てていた。
殆ど撃たないアクアブレイク以外の技は、サザンドラやゲッコウガを削りつつ回復出来る吸血、重めなギャラドスの起点回避に使える飛びかかる、ゲンガーコケコゲッコとグロスとのS関係を逆転させられるねばねばネットをそれぞれ選択した。
オニシズクモの大きな利点の一つとして「強い選出圧力」がある。例えば出てくるグロスは思念雷P持ちに偏る、初手にガルーラテテフ等が添えられやすい、逆にカバは裏に置きがち、等々。それらを経験則で感じることが勝ちを繋いでいく上で凄く役に立ったと思う。我慢と忍耐ほんと大事。
特性:クリアボディ→硬い爪
性格:意地っ張り
実数値(努力値):171(124)-213(228)-171(4)-*-131(4)-149(148)
思念の頭突き/バレパン/冷P/アムハン
A
バレパン→H131B100ミミッキュ...高乱数1発(81.2%)
アムハン→H191B156輝石ポリ2...高乱数2発(81.2%)
HB
A156ミミッキュのシャドクロZ...超低乱数1発(6.2%)
S
準速ミミッキュ抜き
構築の軸その2。最初は対ミミッキュを意識してアイヘバレパン、マンダへの打点として冷P、構築単位で誘うツルギナットに撃てるアムハンの順で技を選んだが、構築がどんどんミミッキュに強く出られる形に整ってきたため、アイヘの枠をリザロトムドヒド等痒い所に手が届く思念に変更した。思念冷Pアムハンの同時採用によりシーズン中盤に流行していたグライドヒドポリ2にも出していけるようになったのが非常に◎だった。
カプ・コケコ@ウイのみ NN Tapu Koko
特性:エレキメイカー
性格:臆病
実数値(努力値):165(156)-*-106(4)-116(4)-107(92)-200(252)
10万/リフレクター/毒毒/羽休め
【B<D(ダウンロードでAが上がる)】
HB
HD
C172ポリ2のトライアタック...低乱数2発(18.7%)
S
最速
ポリクチミミガッサ絶対倒すマンでありグロスに何とか抗いたいマンでもありゲッコウガ対面で安定して動きたいマンでもある。
リフレクの採用は上記の役割に加えて地面の後投げに合わせて壁を貼りランドを後投げしたいという意図も含まれている。また、PT6体全員の物理耐久を引き上げる=構築全体をミミッキュに(ほんのり)厚く出来るのでグロスのアイヘ切り思念採用に大きく貢献した。
霊獣ランドロス@地面Z NN Arroziñia
特性:威嚇
性格:陽気
実数値(努力値):193(228)-165(0)-114(28)-*-100(0)-157(252)
地震/撃ち落とす/ビルド/身代わり
役割は構築経緯で述べた通り。最速を取ることでタイプサイクルの崩しやタイマン性能(主に対ミミッキュ、リザードン等)に重きを置いている。反面腕白ビルド@半回復実のような型とは異なりマンダ入りに出すと腐りやすいため注意が必要。
特性:化けの皮
性格:意地っ張り
実数値(努力値):160(236)-155(244)-104(28)-*-125(0)-116(0)
じゃれつく/挑発/呪い/トリル
HB
A207メガギャラドスの+1滝登り...確定2発(135〜159ダメージ)
HD
C161カプ・レヒレのドロポンZ...確定2発(135〜159ダメージ)
主な採用理由であるトリル、貼った後に早期退場を図れる呪い、ギャラやマンダへの切り返しと削りを意識してミミッキュZ の源になるじゃれつく、後述のウルガモスがカバの前で1舞出来る隙を作るため挑発の順で採用した。
ウルガモス@マゴのみ NN ☀light-Heart
特性:炎の体
性格:控えめ
実数値(努力値):185(196)-*-102(132)-176(36)-126(4)-138(140)
火炎放射/ギガドレ/めざ氷/蝶の舞
HB
A156ミミッキュのシャドクロZ(〜144)+影うち(〜42)を高乱数耐え
C
火炎放射→157-115or116メガクチート...高乱数1発(93.7%)
HD
C179アーゴヨンの龍星群Z...確定2発(156〜184)=木の実を確定で食べる
S
+1で最速135族抜き
従来の調整よりBに厚めの半回復実ウルガモス。積みアタッカーでありながらミミッキュに抗える点が非常に大きく、ミミッキュ入りのカバマンダに対しても選出を歪まされない。また、相変わらず重いアーゴヨンに対する誤魔化しの手段でもある。
最終日の自覚と選出率No.1。申し分無し。
<選出パターン>
結構バラバラ。一体違いとかでもコロコロ選出を変えてたのであまり参考にならないと思いますが、ある程度決め打って出してたのを幾つか。
・→
テテフ対面で思念を撃つとPF込みでカバが2撃決殺出来ることを覚えておくと幸せになれる。カバ蜘蛛対面は積極的に作りにいきたい。ガッサが居たらコケコを出したりもする。
・→
挑発と削りのミミッキュ、積みエースのウルガ、マンダツルギに切返せるグロスの選出。
ミミの挑発からウルガで舞うのが理想の動き。相手の選出はほぼほぼカバマンダガルドなので、グロスがガルド対面で腐らないように釣り交換を仕掛けることも。
・→@1
コケコを積極的に投げてポリ2をいなす。コケコポリ2対面で羽にクチートを合わせて来るプレイングを良くされる。10万で削ってクチートをバレ圏内に押し込んでいくという意識が大事。
・→
オニシズクモが怯まなかったら勝ち。裏マンダガルドみたいなのは選出択で凄くシビア。
<さいごに>
21ぴったりから1勝した人抜き調整を施した結果、最終27位という普段の自分からは予想もつかない成績が飛び出てめっちゃ嬉しいです。2年弱にわたる悲願を達成したわけですが、これからも引き続き楽しくポケモンやっていけたらなと思います・〜・
おしまい!
<Special Thanks>
・ランドロスの調整案を下さったボルさんと使用感をご教示下さったとちんさん
・ウルガモスの調整案を下さったぴーさん(日頃の通話でもお世話になりました)
・最終日の決戦通話に付き合ってくれたぽけあねすさんとじゅん。さん(日頃の通話でも云々)
・色コケコを譲ってくれたChatotさん