【S16使用構築】那由多不可思議ゲコグロスボルト【最高2171最終2119(15位)】
S16お疲れ様でした!
<今季戦績>
TN AtsukoKagari 最高2171最終2119(最終15位)
TN Diana 最高2097最終19××
※2159から1勝して2171に乗せたものの当時の自分がテンパり過ぎて証拠画像を撮るのを忘れていたため、2171はあくまで参考記録で2159が正式な戦績となります。いい感じに証明できる方法絶賛募集中です;;
2019/9/3 追記
対戦したお相手から証拠画像を頂きました!本当にありがとうございました;;
1年振りの2100に舞い上がったので記事を書くことにしました・~・
<構築経緯>
「技の選択によって明確に勝てないポケモンができてしまうため、役割対象と無理なポケモンが同居していた場合、構築単位で後手に回ってしまう」というメガメタグロスの弱点を克服するべく、「最大限にグロスの役割を広げ、積極的に選出できる構築」を目指しました。
①
思念バレパングロパン地団駄メガメタグロスから構築をスタート
②
マンダに対するクッションとして電磁波挑発化身ボルトロス
マンダ軸に通すエースとして炎Zウルガモス
をそれぞれ採用
③
リザ軸や受け回しに通すエースとして奮い立てる激流ゲッコウガ
リザ軸に出す際のお供として襷モロバレル(後述)
をそれぞれ採用
④
最後に添える一体として、
・相性補完に優れていて、サイクル選出の幅が増える
・グロスのバレパンと合わせることで重いギャラドスに対して切り返しが狙える
等の点から、大爆発持ちのスカーフ霊獣ランドロス
を採用して構築が完成しました。
<個体紹介>
特性:クリアボディ→硬い爪
性格:意地っ張り
実数値(努力値):187(252)-202(148)-171(68)-*-131(4)-135(36)
思念の頭突き/バレパン/グロパン/地団駄
A
グロパンと+1思念×2でH191B156輝石ポリ2が落ちる
グロパンと+1思念×2でH215B187カバルドンが落ちる
グロパンと+1バレパンでH147B87ゲッコウガが94.92%で落ちる
HB
硬い爪(アナライズ)ポリ2の+1イカサマが超低乱数1発(6.2%)
HD
C182カプ・テテフのシャドボが乱数2発(33.2%)
S
最速70族抜き
麻痺状態の+1準速メガボーマンダ抜き
構築の軸。範囲の広いメインウェポンの思念、タイマン性能を引き上げる先制技のバレパン、ポリ2カバ等の物理受けや威嚇サイクル、ハッサムに怯えないためのグロパン、最後に地面に足がついた鋼への打点になりつつ、ギルガルド入りに対しても出していける地団駄、の順で技構成を決めました。「今まで使ったどのメタグロスよりも選出しやすく」がテーマです。数百戦この構築を回す中で選出しなかった試合は両手の指で数えられるくらいしかなかったので、目論見は成功したように思います。
調整は有象無象の攻撃を1耐えできるHABベース。既存のグロパングロスはA197グロスの地震をより高い確率で2耐えするために更にBに振っている印象がありますが、同族ミラーについてはボルトで電磁波を入れつつ立ち回ることが多かったため、Bラインをある程度妥協し、代わりにSに振って電磁波とのシナジーを強めています。
特に目を引く技である地団駄について。後投げされやすいギルガルドへの有効打としていますが、接触技なため、読まれてキングシールドを合わせられると一気に形勢が逆転してしまいます。実際上手い人には読まれてしまう...ということで、レート帯によってプレイングを変えていました。2000以上の対戦相手と戦う時は、1サイクル目は一旦ボルトやゲコに下げて2サイクル目で撃つことを心がけてました。
化身ボルトロス@オボンのみ NN Fumetéclair
特性:悪戯心
性格:穏やか
実数値(努力値):185(244)-*-108(140)-145(0)-127(124)-131(0)
10万/めざ氷/挑発/電磁波
HB
A216メガボーマンダの恩返し+A216メガボーマンダの+1恩返しで70.31%で落ちる(=これが想定しうる最悪のシチュエーションであり、裏を返せばこれ以外は安全に行動できる)
HD
C222ギルガルドのシャドボZが超低乱数1発
C222ギルガルドのシャドボ2発が低乱数2発(3.12%)
C172メガボーマンダの竜星群が54.0~63.7%入る(=HP満タンから確実にオボンを食べる)
C155ゲッコウガの変幻珠冷Bが低乱数1発(31.2%)
・マンダに対するクッション
・構築単位で重いジャラランガへの阻害
が主な役割です。先制電磁波挑発による起点回避&作成性能は、他のポケモンには成し得ないアイデンティティとして構築を根っこから支えてくれました。
実際に回すまで気づかなかったのですが、対ゲンガー軸性能もかなり高めでした。後投げした際に身代わりを貼られても先制挑発で催眠をケア、殴られても先制電磁波で阻害が効くのが大きかったです。もっとも実際はカビ辺りに引いてくるのですが、そこに挑発を刺して置物にし、グロスを後投げ仕返して崩していく...という展開が多かった印象です。
また、麻痺による運勝ちで拾った試合も少なくなかったです。構築名は「電磁波とそこから畳み掛ける思念と身代わりで無限の勝ち筋を生み出せる」ことと引っ掛けてみました。
霊獣ランドロス@拘りスカーフ NN Arroziñia
特性:威嚇
性格:陽気
実数値(努力値):165(4)-197(252)-110(0)-*-100(0)-157(252)
地震/岩雪崩/大爆発/蜻蛉
役割は構築経緯の通り。初手に投げると択が絡む型であるため、極力後発に添えることを意識していました。ただ唯一の例外として、対ガルランドについては積極的に初手に投げ、威嚇を絡めたグロス投げや相手のランドロスとこちらのゲッコウガの対面を狙ったりしていました。
ゲッコウガ@水Z NN Gréséda
特性:激流
性格:控えめ
実数値(努力値):147(0)-*-87(0)-170(252)-92(4)-174(252)
カノン/熱湯/奮い立てる/身代わり
自身が一番強力だと思っている激流ゲッコウガの中から、受けに対して最も広く出していける奮い立てる型を選択しました。一見厳しそうに見える構築に対しても、次のようにバレルボルトの2クッションを絡めて強気に出していきます。
<対レヒレカグヤバンギ>
レヒレが素の熱湯と激流+1水Zで落ちるので、それを狙っていく形になります。
ゲコにレヒレを後投げさせる状況を作って熱湯を入れる→バレルボルトを投げてもう1サイクル回させるという立ち回りで裏ごとゲコで抜いていきます。
<ヤドバレル、バナカグヤ等(草タイプで電気の一貫を切るタイプの構築)>
序盤はボルトで麻痺を撒きながら挑発で回復を封じ、最後は交代際や痺れを利用して奮い立てるを積んで抜いていきます。
また、グロスと攻めの面での補完が取れているのも強かったです。お相手の5体にはグロスが刺さっているけど、ラスト1体にクレセヤドランブラッキー辺りが居て出しづらい...となった場合でも、それらが選出された場合にはゲコで崩していくプランが取れるため、かなり安心して対処することができました。
モロバレル@襷 NN Wagandea
特性:再生力
性格:図太い
実数値(努力値):219(236)-*-134(252)-105(0)-103(20)-50(0)
カプレヒレに対する(最低限の)流し性能、ガッサ入りのリザ軸への出しやすさが売りの襷バレル。最悪リザと対面しても、耐えて胞子を入れる→ゲコ投げというルートを取れる点が強いです。ゲコと並べてスカーフテテフの一貫を切れる点も高評価。
もっとも、1900帯を彷徨っていた際に身代わり変幻ゲコに負けまくったのを境に、極力選出を控えるようになりました。悪く言えば半ば「置物」化していたわけですが、居るだけでガッサの被選出率を格段に下げてくれたあたり、しっかり責務をこなしたとも言えるでしょう。
ウルガモス@炎Z NN ☀light-Heart
特性:炎の体
性格:控えめ
実数値(努力値):185(196)-*-102(132)-176(36)-126(4)-138(140)
大文字/ギガドレ/めざ氷/蝶の舞
HB
A156ミミッキュのシャドクロZ(〜144)+影うち(〜42)を高乱数耐え
C
H256D141カビゴンを+2炎Zで確定1発
+1炎ZとC145化身ボルトの10万でH256D141カビゴンを89.06%で倒せる
+1大文字と+1炎ZでH191D161輝石ポリ2を89.84%で倒せる
HD
C179アーゴヨンの龍星群Zが確定2発
S
+1で最速135族抜き
かれこれ一年以上愛用しているBに厚いウルガモス。今回はカビゴンやHDポリ2等、Dに厚いノーマルタイプ入りのマンダ軸を睨んだZ持ちで採用しました。気がついたら役割対象なはずのガルドの影撃ちに縛られたり、ミミッキュで容易に止まったりと、半回復実と比べてHP管理が難しかったですが、カビゴンポリ2が蔓延した今季の環境においてはベストな選択だったと感じています。
<選出パターン>
vs リザ軸
エース+クッション+or
グロス以外は初手に置けます。
vs マンダ軸
カバマンダには大体この3体→
どうしても突破が難しそうなサイクル寄りなやつにはを投げます。
vs グロス軸
基本は+@1。例外として、ヒトム絡みについてはを出して無理矢理眠りを通していくことも多かったです。
vsゲンガー軸
は確定、残り2体はバレル以外から適当に。
vs 受け
「受け」に明らかに2文字では語り切れないあれこれが詰まってますが、
先述の通り、を絡めつつを通していく試合が多かったです。
<あとじぶんがたり>
今振り返ってみると怒涛の勢いで2171まで来た後なんで立ち止まらなかったか自分でも割と謎なんですけど、第六世代からレート始めた人はみんな2200って数字に特別な何かを感じちゃうよね、だから狙えるラインまで来たら特攻しちゃうのも仕方ないよね、って感じで当時の己を正当化することにしました(???)
悔しい思いもありますが、1年振りに2100達成して最終レートも最高レートも更新して、自分にしてはよくやった方かな、という思いの方が強いです。来季は潜るか謎ですが、これからも細く長く遊んでいけたらなと思います・~・
▼ 最高レート更新時(お相手視点)
▼最終順位
<Special Thanks>
構築原案をくださったなゆめいぼの皆さん
立ち回りの練習に付き合ってくれたゴルトさんと神崎蘭子ポケさん